ムラサキシジミ

《学名》
 
Narathura japonica
《分布(記録のある沖縄県の島)》
 沖縄本島、伊是名島、久米島、宮古島、石垣島、西表島、波照間島、与那国島
《成虫の生態・写真解説》
 
成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水印です。
『撮影メモ』♂♀の吸水。吸蜜植物(マサキ、センダングサ類)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』交尾観察は、写真の1例のみ。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』。
【天敵】印です。
『撮影メモ』チュウガタシロガネグモ、オオシロガネグモ。。

♂吸水 大宜味村 2011年3月9日 ♀(マサキの花を吸蜜)うるま市 2009年6月30日 ♂(センダングサ類の花で吸蜜)大宜味村 2014年3月25日 ♀吸水 西表島 2006年11月7日
 
♀(チュウガタシロガネグモに捕食される)国頭村 2005年10月17日 ♂(オオシロガネグモに捕食される)名護市 2012年07月30日 交尾(←♀+♂)大宜味村 2006年6月24日  
《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
クリックしてね→本種標本写真へ。
【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種沖縄蝶類幼生期図鑑へ
《食草》
 アマミアラカシオキナワウラジロガシクヌギ
《文献覚え書き
【20
21年度発行文献より】
 分布;ムラサキシジミ1♀ 沖永良部島 2020年7月23日 本城桂明「沖永良部島にてムラサキシジミを採集」月刊むし(606)55.

【2019年度発行文献より】

 沖縄県で記録された蝶類と食草についてまとめる(島嶼別蝶類分布一覧表あり)比嘉正一・長嶺邦雄、改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー;2-182.(沖縄昆虫同好会)
.

【2013年度発行文献より】

 沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会).
【2003年度発行文献より】

 2003年5月26〜28日、伊是名島で観察・目撃した蝶 新田敦子「初めての伊是名島」蝶研サロン198;4-9.(2003)
《参考資料》
【参考文献】
本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
 吉田喜美明・吉田浩一郎 アカタテハとムラサキシジミの異常型 10
 福井恭次 ウラジロガシから採集したルーミスシジミとムラサキシジミの幼虫の飼育記録 29
 菅間敬治 福島県いわき市で12月27日にムラサキシジミとウラギンシジミを採集 29
 大橋拓也 冬季の高温日に見られたムラサキシジミ 29
 長谷川順一 ムラサキシジミ幼虫に集まるトゲアリ 38
 高柳芳江・大西公一 ムラサキシジミの越冬中の行動 102
 竹内尚徳 羽化殻のまわりに産まれたムラサキシジミの卵 112
 西村公夫 富山県で得たムラサキシジミ 139
 竹内尚徳 シラカシを食べるムラサキシジミ 146
 栗山定 東京都清瀬市のムラサキシジミ 164
 秋葉国広 山形市でムラサキシジミを採集 180
 小林望光 木曽郡開田村におけるムラサキシジミの採集記録と飼育および越冬実験の経過報告 181
 松崎耕三 マテバシイでムラサキシジミ終齢幼虫採集 196
 竹内尚徳 越冬前のムラサキシジミの活動 212
 井形啓一郎 ムラサキツバメとムラサキシジミが同じ場所で越冬 220
 井形啓一郎 雪の上で吸水するムラサキシジミ 229
 井形啓一郎 ムラサキシジミ越冬に関する観察事例 241
 中村英夫 宮城山形県境(二口峠)でムラサキシジミ 259・260