マルバネルリマダラ

《学名》
 Euploea eunice

《分布(記録のある沖縄県の島)》
 伊是名島、沖縄本島、古宇利島、薮地島、津堅島、座間味島、宮古島、下地島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、西表島、鳩間島、新城島、波照間島、与那国島
 県外以外の記録
 東京都小笠原諸島(父島)、静岡県、徳島県 、福岡県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、鹿児島県(長島・獅子島、種子島、屋久島、中之島、宝島、奄美大島、喜界島、奄美諸島、沖永良部島)

《成虫の生態・写真解説》
 成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』吸蜜植物(シチヘンゲ、センダングサ類、ソクズ、ホウライカガミ、タイワンウオクサギ、タイワンヒヨドリバナモドキ)♀吸水。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』写真の1例を観察。14時07分〜14時23分まで観察、←♂+♀で飛翔。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』冬季の森の中、西日が最後まで入る沢沿いで越冬個体と思われる本種がフワフワと舞い活動をする。17時29分にはクロツグの葉で睡眠の体勢に入った。
【天敵】印です。
『撮影メモ』。
【分布】印です。迷蝶なので、島嶼で撮影・採集した個体を示す。
『撮影メモ』沖縄本島(本部町・大宜味村)、津堅島、座間味島、西表島・波照間島(撮影個体は一部採集もしている)。

♀(センダングサ類の花で吸蜜)波照間島 2005年5月27日  ♂(フィリピン型、フカノキの花で吸蜜)座間味島 2005年11月25日 ♂(クロツグの葉で睡眠の体勢に入る)西表島 2008年12月19日17時29分 ♂ヘアペンシル 本部町 2009年10月10日
♂(台湾型)本部町 2009年10月18日  ♀(ホウライカガミの花で吸蜜)西表島 2010年6月26日 交尾(上♂・下♀)西表島 2010年6月30日  ♂(タイワンヒヨドリバナモドキの花で吸蜜)西表島 2010年7月2日
   
♀(アワダンの葉についた雨水を吸水)西表島 2021年11月13日  ♂(ソクズの花で吸蜜)大宜味村 2022年10月21日    
♀(タイワンウオクサギの花で吸蜜)国頭村 2024年10月15日 ♀(フィリピン型)津堅島 2010年12月19日(新田敦子)  ♂(フィリピン型、センダングサ類の花で吸蜜)大宜味村 2010年10月17日(新田敦子)  ♀(シチヘンゲの花で吸蜜)うるま市(宮城島)2024年10月11日(新田敦子)

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。まだまだ、新たなご投稿もお待ちしています。個体変異の参考になれば幸いです。
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【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
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《産卵〜幼生期》
産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
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《食草》
 ガジュマルギランイヌビワハマイヌビワホソバムクイヌビワ

《文献覚え書き》マルバネルリマダラ