《学名》
Suastus gremius
《文献覚え書き》
【2024年度発行文献より】
分布:クロボシセセリ1幼虫(ビロウ)屋久島安房 2023年4月6日(飼育、ヤドリバエの1種寄生)、2蛹(シンノウヤシ)屋久島麦生 2023年3月24日ほか 久保田義則「2023年,屋久島における迷蝶記録」SATSUMA(173)51-57.
分布:クロボシセセリの幼生期に関してシンノウヤシに絞って屋久島各ポイントの調査結果 守山泰司「屋久島におけるクロボシセセリの調査記録(2023〜24年)」SATSUMA(173)68-69.
分布:クロボシセセリ幼虫巣(トックリヤシ)鹿児島県姶良市脇元 2023年10月2日 守山泰司「姶良市でクロボシセセリの幼生期を確認」SATSUMA(173)69.
分布:クロボシセセリ1終齢・3幼虫巣・1蛹(ビロウ)種子島西之表市国上 2024年1月12日 芝敏晃「種子島西之表市国上でのクロボシセセリ発生の記録」SATSUMA(173)70-71.
【2023年度発行文献より】
分布;クロボシセセリ 慶留間島(投稿中)、青木一宰「琉球列島島嶼別蝶類分布表、プロット」シン・八重山諸島採集観察地ガイド。;76-83.
分布;クロボシセセリ1♀ 屋久島安房 2022年8月28日、ほかシンノウヤシで幼虫を確認 守山泰司「屋久島でクロボシセセリを確認」SATSUMA(171)75-78.
分布;クロボシセセリ1頭 屋久島平野 2022年9月9日ほか 久保田義則「2022年屋久島における迷蝶記録−クロボシセセリを採集−」SATSUMA(171)79-88.
吸水;クロボシセセリ(吸い戻し行動)種子島野首 2022年10月4日 尾形之善「クロボシセセリの吸い戻し行動」SATSUMA(171)94.
食草;クロボシセセリ前蛹(シュロチク)鹿屋市朝日町 2023年2月1日 芝敏晃「鹿屋市朝日町におけるクロボシセセリ発生の記録」SATSUMA(171)95.
分布:クロボシセセリ1♀ 慶留間島 2022年10月8日(慶留間島初記録)楠本優作「沖縄諸島で多数得られたタッパンルリシジミとサツマシジミ、及び慶良間諸島の注目すべき蝶類の採集データについて」Butterflies(92)38-48.
【2022年度発行文献より】
周年;クロボシセセリ 種子島西之表市西之表 越冬羽化個体を観察 尾形之善「種子島で越冬羽化したと思われるクロボシセセリ」SATSUMA(169)61-62.
分布;クロボシセセリ幼虫数頭確認(カンノンチク)鹿児島県垂水市 2021年9月9日 肥後昌幸「2021年,垂水市でクロボシセセリが発生」SATSUMA(170)25.
【2021年度発行文献より】
分布;クロボシセセリ1頭 瀬底島 2018年5月15日 新田敦子ほか「沖縄県島嶼別蝶類分布表の作成にあたって」Butterflis(85)48-57.
分布;クロボシセセリ継続観察 日置市日吉町日置八幡 2020年7月12日〜12月5日 水主隆志 「2020年,日置市日吉町で採集・目撃した迷蝶の記録」SATSUMA(167)33-36.
分布;クロボシセセリ1♂ 南さつま市笠沙町片浦 2020年11月22日 守山泰司 「鹿児島県で採集した迷チョウの記録(2020年)」SATSUMA(167)39-40.
分布;クロボシセセリ4♂1♀ 種子島中之下 2020年11月15日 守山泰司「種子島で採集した迷チョウの記録−シロウラナミシジミを採集−」SATSUMA(167)46-47.
分布;クロボシセセリ1頭目撃 鹿児島市西陵 2020年7月27日 若松昭伸「2020年のチョウ等の記録」SATSUMA(167)110-111.
天敵;クロボシセセリ1頭(アズチグモに捕食)種子島 2021年8月27日 尾形之善「アズチグモに捕食されたクロボシセセリ」SATSUMA(168)51.
【2020年度発行文献より】
クロボシセセリ;2♂ 鹿児島市吉野町菖蒲谷 2019年10月3日、2♂ 同所 2019年10月5日 守山泰司「鹿児島市吉野台地におけるクロボシセセリの記録」、SATSUMA 165;25.
クロボシセセリ;鹿児島市での発生消長を調査、年に4回発生を確認、卵での寄生率が高いなど考察 芝敏晃「鹿児島市におけるクロボシセセリの発生消長と個体数変動の要因」、SATSUMA 165;27-34.
クロボシセセリ;鹿児島市での冬季に見つけた幼虫・蛹の追跡 芝敏晃「2019年,鹿児島市におけるクロボシセセリ越冬の記録」、SATSUMA 165;35-36..
クロボシセセリ;1頭目撃 日置市日吉町日置八幡 2019年7月28日ほか数例 水主隆志「2019年,日置市日吉町で観察した迷蝶」、SATSUMA 165;48..
分布;1♂ 鹿児島県いちき串木野市栄町 2020年7月29日ほか 二町一成「クロボシセセリ、いちき串木野市まで北上」、SATSUMA 166;20..
分布;1頭撮影 種子島中目 2020年7月19日 尾形之善「クロボシセセリ,種子島内を北上中」、SATSUMA 166;79.
【2019年度発行文献より】
沖縄県で記録された蝶類と食草についてまとめる(島嶼別蝶類分布一覧表あり)比嘉正一・長嶺邦雄、改訂・沖縄県の蝶ー記録された島と食草ー;2-182(沖縄昆虫同好会).
クロボシセセリ黒島初記録;1♀ 黒島保里 2018年9月10日 荒島彈「八重山諸島黒島におけるクロボシセセリの初記録について」、月刊むし 583;58-59.
クロボシセセリの巣(カンノンチク)を一旦開いて営巣の様子を図解で紹介 鹿児島市、福田輝彦「クロボシセセリの営巣」、SATSUMA 164;17-20.
【2018年度発行文献より】
新城島で初記録の種;クロボシセセリ(1♂ 11月16日)。青木一宰・木村正明「新城島で確認した蝶類(2017年)」、琉球の昆虫42(151-153).
クロボシセセリ;新城島(2017年投稿中)、青木一宰 八重山諸島島嶼別蝶類分布表より初プロット、八重山採集観察地ガイド;32-35.
クロボシセセリ♂ 伊計島 2015年11月24日(新田智)、新田智・新田敦子「特集;離島大好き編(2003年〜2017年)」、ありんくりん通信 特別号(2018);1-8.
クロボシセセリ種子島初記録;3〜4齢幼虫2頭(クロツグ)南種子町中之上中之塩屋 2018年1月26日ほか、中峯浩司・中峯敦子「種子島の南種子町でクロボシセセリの発生を確認」、SATSUMA 160;59-61.
【2017年度発行文献より】
クロボシセセリ;多良間島での新記録(1頭, 2013年3月:小浜継雄・砂川博秋, 宮古島総合博物館紀要 (21): 167-191.
【2016年度発行文献より】
クロボシセセリ;宮崎県(幼虫, 2014年12月, 宮崎市宮崎大学前, 巣2つ, 2015年10月, 宮崎市コープ本郷店前:辛島なつ, Insecta Miyazaki (4): 25-26.
クロボシセセリ;宮崎県 計3頭, 同年7月, 宮崎市学園木花台:辛島なつ, Insecta Miyazaki (4):62.
※これらの記録を基に2015年現在では宮崎市宮崎大学付近が北限とされる
クロボシセセリ;鹿児島県(2♂, 2015年10月,指宿市:後藤和夫・稲田博夫, 山口のむし (15): 92-93.
クロボシセセリ;鹿児島県 1幼虫, 2016年6月, 3幼虫, 同年9月, 鹿児島市:金井賢一,SATSUMA (157): 39.
クロボシセセリ;2016年1月鹿児島県の大雪でも乗り越えて越冬(福田晴夫, SATSUMA (156): 21-22、金井賢一, SATSUMA (156): 22.
クロボシセセリ;鹿児島県内での北限更新の記録(2016年7月, 南さつま市万世小学校他:金井賢一・福元正範, SATSUMA (157): 36-38.
クロボシセセリ;蛹化の際に幼虫は巣を切り落として落下することが知られるが,山元修成(Butterfly Sci. (7):32-33)は,その巣の構造に着目したところ,巣の筒状構造の片方は完全に閉じられ,もう片方は竹筒のウナギ罠状に内側から押せば広がり,外部からは容易に入り込めない構造になっていた。これは羽化の際に巣の内側から脱出しやすい構造と解釈。山下秋厚(SATSUMA (156): 80-82)は,幼虫が糞を飛ばす距離と方向を実験。高さ約40 cmでは60 cmの範囲内に多く,最大で110 cm以上飛ばすこともあり,腹端の方向約90度の範囲に散糞していたという.
【2013年度発行文献より】
沖縄県の蝶・記録された島と食草(沖縄昆虫同好会)
日本昆虫目録第7巻 鱗翅目 第1号(日本昆虫学会)
【2012年度発行文献より】
久米島 幼虫確認(マニラヤシ、ビロウ、クロツグ) 2011年11月27日(比嘉正一、琉球の昆虫36).
《参考資料》
【参考文献】本種に関する蝶研フィールドについて(数字は通巻号数)
加藤勝利 クロボシセセリの巣の切り離しと地上移動について 11
小路嘉明 クロボシセセリの寄生蜂 40
三田隆生 八重山諸島・小浜島のクロボシセセリの記録 53
栗原桂一 与那国島でクロボシセセリを採集 71
上原一恭 与那国島でクロボシセセリ他を採集 71
藤原孝夫 与那国島でクロボシセセリを採集 71
根塚幹雄 慶良間諸島阿嘉島でクロボシセセリを採集 111
夏秋優 吸蜜中のクロボシセセリ 150
後藤和夫 薩摩半島でクロボシセセリを採集 246
佐藤英次 クロボシセセリの低温期個体の一例 247
|