求愛(上♂)与那国島 2007年7月5日 交尾(左♂・右♀)与那国島 2013年6月18日 交尾(上♀、←♀+♂)西表島  2004年9月29日(新田敦子) ♂(オキナワアズチグモに捕食される)西表島 2004年8月26日

ヒメアサギマダラ

《学名》
 Parantica aglea

《分布(記録のある沖縄県の島)》
  沖縄島、来間島、伊良部島、石垣島、竹富島、小浜島、黒島、西表島、新城島、波照間島、与那国島。
沖縄県以外の記録
 鹿児島県、鹿児島県(沖永良部島、種子島)

《成虫の生態・写真解説》
  成虫の生態写真は特記のない場合は全て新田智撮影、未発表も含む。以下のようにキャプション▲の色によって成虫の生態行動、および天敵を分けています。必要なものは解説も入れます。なお、吸蜜植物で未同定のものは園芸種などとしています。これらの未同定植物名がお分かりの方、また明らかに誤りである(植物名・天敵名)場合はご指摘頂きたく、お願いします。
【吸蜜・吸水】印です。
『撮影メモ』♂吸水、♂モンパノキの枯れ枝を吸う。吸蜜植物(ノゲイトウ、ウエデリア、タイワンヒヨドリバナモドキ、センダングサ類、ヌマダイコン)。
【交尾・求愛】印です。
『撮影メモ』マダラ類は飛翔形式は通常←♂+♀が多いが、本種に関しては←♀+♂でも飛翔するようで、写真にある2013年の与那国島での交尾個体も何度か飛翔して一度は←♀+♂を観察している。
【成虫のその他の生態】印です。
『撮影メモ』アサギ系のマダラが集まって睡眠態勢に入ったのは面白い。
【天敵】印です。
『撮影メモ』オキナワアズチグモ。

♂吸水 西表島 2004年5月19日 複数♂(モンパノキの枯れ枝を吸っている)与那国島 2013年06月18日 ♀(ノゲイトウの花で吸蜜)西表島 2008年12月12日 ♀(ウエデリアの花で吸蜜)西表島 2004年8月25日
 
2♂(タイワンヒヨドリバナモドキの花で吸蜜)西表島 2004年11月25日(新田敦子) ♂(センダングサ類の花で吸蜜)波照間島 2003年10月16日 ♂(ヌマダイコンの花で吸蜜)西表島 2003年11月5日  
   
♂(日光浴・胴体が黄色味を帯びるのが特徴)波照間島 2003年10月16日 ♂(アサギマダラ♂、リュウキュウアサギマダラと共に睡眠態勢に入る)西表島 2008年12月15日    

《変異・異常型》
【標本写真】蝶研フィールドに報告されたものを中心にアップしています。多くの方々から標本写真の掲載についてご快諾いただきました。ご協力頂きました皆様へ感謝申し上げます。(これからも変異ある個体の写真を随時、募集しています)。
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【生態写真】生態写真で見る変異です。主に、新田智が撮影したものです。
クリックしてね→本種生態写真で見る変異へ。
《産卵〜幼生期》
 産卵〜幼生期までを紹介しています。野外での母蝶の産卵、その卵、幼虫、蛹、羽化シーンをまとめる予定です。撮影できしだい随時更新します。主に、新田智が撮影したものです。
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《食草》
 ヨナグニカモメヅル。代用食としてリュウキュウガシワツルモウリンカ、ガガイモ(蝶研フィールド59).

《文献覚え書き》ヒメアサギマダラ